太陽光発電に興味があるあなたへ – まず知っておくべきこと

太陽光発電
まゆみ
まゆみ

こんにちは、まゆみです。
今回のお題は「太陽光発電」について。
少し前から目にし、耳にするようになっていませんか?

太陽光とは☀

太陽の光、それは単なる光ではありません。私たち人類はもちろん、地球上のすべての命にとって欠かせない存在です 日常で「日光」と呼ぶこの光は、まさに「太陽の恵み」。植物の光合成から私たちの生活まで、あらゆる命の営みを支えているのです。

太陽の光は、たしかに素晴らしい恵みです。しかし、その付き合い方を間違えると、思わぬの部分も見えてきます。その代表例が、誰でも知っている紫外線ではないでしょうか?

この紫外線、実は私たちの目には見えない光の一種です。波長が短いため、気づかないうちに私たちの肌や目に悪影響を及ぼします。

○日焼けをして顔が赤くなる
○シミやしわが増えるなど、肌の老化を早める
○ひどい場合は皮膚がんを引き起こす可能性もある   …etc.

これらは、ほんの一例にすぎません。太陽の光と上手に付き合っていくためには、この紫外線について正しく理解することがとても大切です。

オゾン層と紫外線の関係性

紫外線はオゾン層と密接な関係にあります。
このオゾン層が薄くなると、地上に届く紫外線量が増え、気温や降水量といった気候にも影響を与えると言われています。

紫外線は「悪者」なのか?

とはいえ、紫外線はすべてが悪いわけではありません。私たちの体にとって、重要な役割も担っています。
例えば、ビタミンDの生成です。ビタミンDは、食品から摂取するだけでなく、日光を浴びることでも作られます。これは、カルシウムの吸収を助け、骨を丈夫に保つために欠かせません。

上手な付き合い方が大切

しかし、ビタミンDを作るためとはいえ、紫外線を浴びすぎると逆効果です。過剰な紫外線は、カルシウムの吸収を妨げたり、免疫機能を低下させたりするリスクもあります。
このように、太陽の光は「恵み」であると同時に、「注意すべき存在」でもあります。だからこそ、その付き合い方を正しく理解し、バランスを保つことが大切なのです。

太陽の光を「恵み」として最大限に活かすには、どうしたらいいのでしょうか?

太陽光発電について

知ってる? 太陽の光と賢く付き合う「太陽光発電」

太陽の光を単なる「恵み」で終わらせず、賢く活用するひとつの方法が「太陽光発電」です。

太陽から地上に届く光のエネルギーは、約55%が電気や光、音などに変換されて利用されますが、残りの約45%は熱に変わってしまいます。太陽光発電は、このエネルギーを効率よく電気に変えるシステムです。

太陽光発電の仕組みについて

太陽光発電」とは、言葉の通り、太陽の光から電気を作る方法です。
この発電の仕組みは、少し難しく聞こえるかもしれませんが、実はとてもシンプルです。シリコンなどの半導体に光が当たると電気が生まれる現象を利用しています。この現象を応用したのが「太陽電池」で、太陽光を直接、電気に変えることができるのです。
最近では、住宅の屋根や広い敷地など、日本でもさまざまな場所でこの太陽光発電パネルを目にすることが増えてきました。

そういえば…。
最近、新築の家や空き地で太陽光パネルを見かけることが増えたな…。
結局、どれくらいお得になるんだろう?

太陽光発電の特長は?

○ 太陽の光がエネルギーの源。基本的に設置する地域に制限がなく導入しやすいシステム。
○ 屋根や壁などの利用していないスペースに設置できるため、設置する場所を用意する必要がないことも。
○ 送電設備のない農地などの電源として活用することができる。
○ 非常用電源として利用できることもある。

利用していないスペースにも設置できるのね。
だったら、太陽光発電やってみようかしら。

まゆみ
まゆみ

ちょっと待ってください。
設置がダメってわけではないんですけど、もう少し説明をさせてください。
まだまだ、太陽光発電についてお伝えしていないことがありますから。

太陽光発電が注目されている理由

太陽光発電は、私たちの生活を豊かにし、持続可能な社会を実現するための鍵となる再生可能エネルギーです。電気料金の高騰が続く中、自宅に太陽光発電システムを設置することは、家計を助けるだけでなく、地球環境にも貢献する賢い選択肢といえるでしょう。

太陽光発電のメリット

◇ 電気代が安くなる: 自宅で発電した電気を賄うことで、電力会社から購入する電気の量が減り、電気代の節約につながります。
◇ 余った電気は売却できる: 余剰電力は売電できるため、毎月の収入源になります。
◇ 停電時にも電気が使える: 災害などで停電が発生しても、太陽光発電システムが稼働していれば、日中は特定の家電製品を利用できます。
◇ 環境に優しい: CO2を排出しないクリーンなエネルギーなので、地球温暖化対策に貢献できます。

太陽光発電のデメリット

◆ 初期費用が高額: 太陽光パネルや周辺機器の設置には、数十万から数百万円の初期費用がかかります。
◆ 天候に左右される: 曇りや雨、雪の日には発電量が大幅に減少します。また、夜間は発電できません。 
◆ 設置場所や向きに制限がある: パネルを設置する屋根の広さや形、方角によっては、十分な発電量が見込めない場合があります。
◆ メンテナンスが必要: 定期的な点検や清掃が必要です。

やっぱり簡単ではないのね。
電気代はお得になるけど、設置する費用が高いとなると考えてしまうわ。

まゆみ
まゆみ

太陽光発電システムの設置には、設備費用がかかります。初期費用がどのくらいかかるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、設備の平均的な金額をお伝えします。

太陽光発電にかかる費用

【設備に必要なもの】
○ パワーコンディショナー(PCS)
  PCSは、太陽光パネルで発電された直流の電気を、家庭で使える交流の電気に変換する重要な装置です。売電時にも必要となります。
価格の目安:1kWあたり約4万円以上が相場です。一般的な家庭用(4〜5.5kW程度)では、30万円から50万円ほどかかることが多いです。
交換費用:経済産業省資源エネルギー庁のデータによると、交換費用の平均は22.4万円です。

○ 太陽光パネル
  太陽光パネルの価格は、さまざまな条件によって大きく変動します。
価格を左右する主な要因:  
  ・ 設置場所(屋根の形状や材質など)
  ・ メーカー(国産か海外産か)
  ・ 1枚あたりの出力や性能
  ・ 設置枚数やシステム容量
価格の目安:1枚あたり7万円から16万円程度が一般的です。
  ・ 1kWあたりの設置費用は平均で26万円ほど。
  ・ 一般的な家庭用(4.0kW)の場合、パネルだけで100万円以上かかるケースが多いです。

えーーーっ
そんなにするの!!!

まゆみ
まゆみ

はい、設備費用だけでも高額になりがちです。さらに、太陽光パネルを設置するための屋根の補強工事や、電気の配線工事といった費用も加わります。それぞれの費用は、家の状況や業者によって異なりますので、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

簡単に「つけよー」なんて言えない価格だわ。
本当に太陽光発電するならきちんと考えないと…!!

まゆみ
まゆみ

はい、おっしゃる通りです。本当に太陽光発電を検討されるのであれば、しっかりと事前に調べておくことが大切です。そこで、費用面で役に立つかもしれない『補助金制度』についてご紹介させてください。

実は、国や自治体によっては、CO2削減や再生可能エネルギーの導入を目的とした補助金制度を設けている場合があります。お住まいの地域で利用できる制度があるか、一度確認してみることをお勧めします。

そして、もう一つ、長期的なメリットとして考えたいのが、『売電収入』です。設置後にご家庭で使いきれなかった電気は、電力会社に売ることができます。この収入も、初期費用の回収を早める大きな要因となります。

2023年度の買取価格は1kWhあたり16円でした
詳しくはこちら→ 経済産業省 資源エネルギー庁/買取価格・期間等

太陽光発電は、未来の生活を豊かにする選択肢です。

太陽光発電システムを導入することは、単なる節約以上の価値があります。自然エネルギーを活用し、家計に優しく、地球環境にも配慮した暮らしを送ることができます。

しかし、一度見ただけで安易に決めるのではなく、この機会にじっくりと検討することが大切です。後悔のない選択をするために、以下のポイントを押さえておきましょう。

太陽光発電を設置するときのポイント!

◎ 複数の業者から見積もりを取る: 複数の業者やメーカーと話すことで、価格やサービス内容を比較できます。
◎ 工事実績と保証内容を確認する: 信頼できる業者か、万が一のときにどのような保証があるかをしっかりと確認しましょう。
◎ 直接契約できる業者を選ぶ: 自社で工事を行う業者と直接契約すれば、仲介手数料が不要になるだけでなく、予期せぬトラブルにも迅速に対応してもらいやすくなります。
◎ アフターフォロー体制をチェック: 設置後も、定期的なメンテナンスや不具合への対応をしっかりと行ってくれる業者を選びましょう。

 この記事と合わせて、こちらも参考にしてください⇒ 「太陽光発電を設置するには!?」

mayuken
mayuken

太陽の恵みである「太陽光」と、賢く付き合うために。

太陽光発電は、決して安価な買い物ではありません。だからこそ、焦らず、慌てずにじっくりと検討することが大切です。

この記事が、あなたが納得のいく形で太陽光発電を導入するための、最善の選択をする一助となれば幸いです。