太陽光発電を設置するには!?

太陽光発電
まゆみ
まゆみ

こんにちは。
ファイナンシャルプランナーのまゆみです。

「太陽光発電、最近よく聞くけど、実際どうなの?」
「設置費用って、やっぱり高そう…」
そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?

前回に続き、今回も太陽光発電をテーマに、皆さんの疑問をひとつずつ解決していきます。

身近にある太陽の光。良いこと悪いことあるけれど、うまく付き合うための「太陽光発電」についてだったよね。」

太陽光発電って気になる」では、太陽の光との上手な付き合い方についてお話ししました。
今回は、その一つである**「太陽光発電」を実際に家に設置するまでの流れを、『費用』『手続き』**といった、具体的なポイントと共にお伝えします。

「設置してみたいけど、何から始めればいいの?」と思っている方も、この記事を読めばきっと次のステップが見えてきますよ。

太陽発電を設置するまでの流れ

太陽光発電を設置するには、家電製品のように「お店に行って買って帰る」というわけにはいきません。いくつかの手続きが必要で、時間もかかります。なぜなら、単なる買い物ではなく、国や自治体のルールに沿って設置する必要があるからです。

ここでは、戸建て住宅に太陽光発電システムを設置する際の、具体的な流れを見ていきましょう。

設置するまでの流れ(一戸建、建売など)

1.設置計画とシミュレーション: 太陽光パネルの設置場所や枚数を決め、どれくらいの発電量が見込めるか、費用対効果はどうかをシミュレーションします。
2.複数の業者から見積もり: 複数の販売店や施工業者に相談し、自分に合ったプランや費用を比較検討します。
3.補助金の確認と申請: 国や地方自治体の補助金制度を確認し、申請手続きを進めます。
4.経済産業省への申請: 太陽光発電で発電した電気を売る(売電する)には、経済産業省への事業計画認定の申請が必要です。
5.太陽光システムの設置工事: 計画が確定したら、いよいよ設置工事です。

設置計画…?
プラン…?
シミュレーション?
なんだか難しい言葉がたくさんなんだけど…。

まゆみ
まゆみ

そうですよね。普段聞き慣れない言葉ばかりで、構えてしまいますよね。でも、実は『旅行の計画を立てる』のと似ているんです。

どこに旅行に行くか(設置場所)何泊するか(発電量)費用はいくらか(見積もり)、というように、一つひとつ確認しながら進めていくイメージです。ザックリとお伝えしますね。

太陽光発電の設置計画とは

太陽光発電は、どこに設置するかによって、発電効率が大きく変わります。そのため、まずは以下のポイントを考えながら、設置計画を立てることが重要になります。

太陽光発電の設置計画とは

【設置場所と面積】 太陽光発電システム(パネルなど)を家のどこに、どれくらいの広さで設置するかを決めます。日照時間が長く、直射日光がしっかり当たる場所が理想的です。
【パネル選び】 住んでいる地域によっては、雪や塩害に強いタイプのパネルを選ぶことも大切です。
【周辺への配慮】 設置場所によっては、反射光や景観の変化などにより、周辺の住民や生態系に影響を及ぼすことがあります。近所の方と事前に相談し、トラブルにならないよう配慮することも大切な計画の一部です。

屋根or庭?】 パネルは屋根だけでなく、庭などの地上にも設置できます。それぞれのメリット・デメリットを比較して、最適な場所を見つけましょう。

まゆみ
まゆみ

専門の業者さんに相談しながら進めるのがおすすめです!

プランとは
○太陽光発電を導入した場合の、電気料金プランのことです。
発電した電気を売る(売電)ためのプランや、日中に発電した電気を夜に使うためのプランなど、電力会社によってさまざまな種類があります。ご自身の生活スタイルに合ったプランを選ぶことが、太陽光発電で最大限にお得になるカギです!

シミュレーションとは?
太陽光発電を設置した時に、どれくらい発電できるか、どれくらい費用がかかるか、どれくらい電気代が安くなるかを予測することです。
専門のツールを使って、ご自宅の屋根の向きや面積、日照時間などを考慮し、具体的な収支を計算してくれます。
「本当に元が取れるのかな…?」という疑問を解消してくれる、とても大切なステップです。

設置計画にプラン、シミュレーションって、どうやって調べたらいいの?
インターネットとかで自分で調べるの?

まゆみ
まゆみ

いえいえ、説明が足りず申し訳ありません!ご自身で専門知識を身につける必要はありませんよ。実際には、太陽光発電を取り扱っている専門の販売店や施工業者が、しっかりと説明してくれます。皆さんは、今日お話ししたような基礎知識を知っておいてもらえれば大丈夫です。

安心したわ。
インターネットはできるけど、素人の私が自分でできるか不安だったから。

太陽光発電を設置するのに知識として覚えておきましょう。

見積りが必要なのはわかったけれど、1社だけじゃなくて複数のお店で話を聞いた方がいいの?

まゆみ
まゆみ

絶対に!と言い切るわけではありませんが、私個人としては複数社に相談することを強くおすすめします。なぜかというと、太陽光発電システムは、お買い物と同じように業者によって価格やサービス内容が大きく違うからです。

まゆみ
まゆみ

たとえば、『大根』を買う時を想像してみてください。スーパーでは1本183円、八百屋さんでは1本154円、道の駅では1本164円と、お店によって値段が違いますよね。同じ『大根』でも、産地や品質によって価格が変わるように、太陽光発電も同じなんです。

そうね。
野菜にしても、お肉にしても、食材を買う時は広告をみて買い物に行くお店を決めているわ。

mayuken
mayuken

そうですよね。同じように見えても、品揃えや価格、産地など、お店によって特徴がありますよね。太陽光発電もまったく同じです。だからこそ、1社だけでなく、複数の販売店から見積もりをもらうことをおすすめしています。そうすることで、ご自身にぴったりのプランや、安心できる業者さんを見つけられる可能性が高まりますから。

一人でいっても大丈夫かしら?

まゆみ
まゆみ

そうですね。初めてのことで不安に感じる方も多いと思います。もし可能であれば、ご家族や信頼できるご友人など、太陽光発電に関心がある方と一緒に行かれると、より安心かもしれません。二人で話を聞くことで、新しい気づきがあったり、疑問に思ったことをすぐに確認し合ったりできますからね。

販売店・施工業者を選ぶときのポイント
太陽光発電は決して安い買い物ではありません。だからこそ、皆さんの要望や予算をじっくりと聞いてくれる、信頼できる相手を見つけることが何より大切です。
相手のペースに流されることなく、「自分たちのペースで」納得いくまで話し合える、そんな販売店・施工業者を選ぶようにしましょう。

そうね。
家族にも相談しなくっちゃ。
自分の部屋につけるんじゃないんだもの。

まゆみ
まゆみ

それが良いと思います。
あと、複数社行かれるのであれば、そのお店の特徴を忘れずに。

工事の実績が多いときは、お客さまから信頼されている証でもあります。
また、自社で工事をするのか外注するのかにより、トラブなどの万が一の対応など適切施工方法を提案してもらえるか、保証内容も確認していきましょう。
契約した後はほったらかしではなくアフターフォローしてもらえる業者をおススメします。

補助金ももらえるの?

mayuken
mayuken

実は太陽光発電のシステムのみの導入についての国からの補助金は2014年に廃止されています。
その当時に比べ、太陽光発電を設置する費用も安くなったからという理由がありそうです。
補助金を検討している自治体もありそうですが、地域や時期によって異なるので、設置を検討した際に販売店などにお尋ねください。

補助金なくなってるんだ…。
軽い気持ちで設置するんじゃなくて慎重に考えないと。

太陽光発電システムのみの導入では補助金が廃止されているため、蓄電池も併設するように提案があるかもしれません。シミュレーションをしてもらって、補助金がなくてもメリットがあるのか販売店や施工業者と時間をかけてお話するのをおススメします。

mayuken
mayuken

ひとりではなく信頼されている方と話をして、後悔しない方法を選びましょう。